実は、今年に入ってから我が家にとって大きな出来事がありました。
パパと長男(2歳)だけで、パパの実家へ帰省することになったのです。
いろいろな電車を乗り継いで片道9時間。しかも3泊4日間。
帰省というより大旅行でした。
そんな旅の内容や、その後2人の関係がどうなったかをレポートしてみたいと思います。
父と息子の二人旅が決行された理由
事の発端は、娘の突発性発疹
元々家族4人で帰省予定でした。
パパ実家は新幹線⇒在来線⇒私鉄を乗り継いでやっとたどり着く場所。なので、帰省は年に1回あるかないかのイベントなんです。
しかも今回は従兄弟たちも集合する計画で、皆が楽しみにしていた帰省でした。
そ、し、た、ら・・・タイミングを見計らったかのように、出発の前々日に娘(当時生後7カ月)が発熱。しかも39度越え。
なるべく手荷物を減らす為に、事前に段ボールいっぱいに衣類などの荷物を送ってしまった日の午後でした。
生後初めての発熱だったのでそれも心配でしたが、それよりも「帰省はどうする??」とパニックに。
キャンセル料はどうなるのか?当日ぎりぎりの体調で判断するか?
その時は仕事中の夫ともLINE会議でした。
(結局2日後に突発性発疹だったことが判明。無理して行かなくてよかったです)
「お願いだからたまには実家に甘えて来て!」
娘を連れていけない時は帰省は止めよう、と夫は言っていました。
でも私は、夫と息子だけでも行ってきてくれ!とお願いしました。
正直、娘の看病をしながら丸々4日間、夫と長男の面倒も見るのはきつい。という本音があったんです。上の子の経験から突発性発疹は熱が下がった後の方が、とてつもなく不機嫌になるのでお世話が大変になるということを知っていたからです。
当時の長男は赤ちゃん返りもあり、娘を抱っこしていると嫉妬して娘を引きずり降ろしてでも抱っこをせがんでくるような状態でした。それにパパがいても、結局私が側にいると私にべったり。娘の看病どころでなくなるだろうと予想できました。
夫は長男の面倒は良く見てくれますが、朝が苦手。朝起きててほしいのに!それに夫が休みで家にいる時は、やっぱりそれなりの料理をしないといけなくなります。
そんなこんなで、「せっかく有休もとってるんだし、従兄弟も集まるんだし、何よりお義父さんお義母さんが楽しみにしてくれてるんだから、2人で実家に甘えてくればいいじゃん!!!(いや甘えてきてくれ)」と半ば強引に背中を押したのです。
でも、夫は「皆で行けないなら行かない」の一点張りでした。
決めてはやっぱり義母の一言
私はとりあえず義母に状況を電話しました。
娘が熱が出ていて小児科で診せて最終判断すること、
夫と長男だけでも帰ってくれると私としては助かること、
近距離なら2人で電車に乗ったり出かけたりは何度かあるので、2人だけの帰省でも多分大丈夫、ということも。
すると、義母も「帰ってこれるなら二人だけでも来てくれたらねぇ・・」と一言。
そりゃあ、息子や孫に会いたいですよね。色々と準備してくれてるはず。
最初は「皆で行かないなら絶対行かない」「なんでそんなに2人で行かせようとするんだ!」と逆に怒っていた夫。
私は早速お義母さんのその一言を仕事中の夫にLINEで伝えました。
すると、娘の小児科に行ってる時に電話がかかってきて
「二人で行くよ。。」
とぼそっとつぶやいたんです。
さすがパパ!
(この時この決断をした夫をものすごく見直しました)
二人旅の為に準備したもの
①両手が空くように手荷物はリュックのみ
普段はママ・パパで荷物を分散していますが、今回はパパ一人。
とにかくちょろちょろ動く2歳児なので、常に息子を捕まえられるように荷物はリュックひとつにまとめました。
②危険回避の抱っこ紐
人も多いだろう春休みシーズン。新幹線や在来線など乗り換えが何回もあるので、抱っこ紐も念の為リュックに詰め込みました。
駅のホームも危ないですし、紐で縛りつけることが一番安全ですね。
使っている抱っこ紐はこれです。
メッシュ素材でオールシーズンOKで、2人目の今でも重宝しています。
③列車内のおもちゃ
新幹線、在来線、私鉄と列車の中で過ごす時間がほとんどになる為、おもちゃ必須です。でもってかさ張らないもの。
真新しく、大人しく椅子に座って、長時間遊べそうなもの。
今回は最近好きな乗り物が載っているトミカのマグネットブックにしました。
こちらのおもちゃ、シールぺったんが大好きだった息子の機嫌をとるには良かったみたいですが、マグネットの数が充実し過ぎてるのと、シールがやや小さめ(絆創膏くらい)なので、車内で無くすとまずいと夫が判断し、少し遊んだだけで封印したみたいです。
④荷物の中身メモ(衣類、お土産)
事前に必要な荷物を送っていたので手荷物は最低限で済みました。なので、送っていた段ボールの中身を全部書き出して説明しました。
特に親戚に渡すお土産がたくさんあったので、その種類とそれを渡す人のメモも。
⑤お出かけ時の手荷物チェックメモ
子供と出かける時に持っていくものリストです。
オムツやウエットティシュ、外食しそうならエプロンやお箸、帽子、ハンカチ・ティッシュなど。
一応メモは説明しましたが、慌ただしいお出かけ前にこのメモを見たのかは分かりません。。
⑥帰りの忘れものチェックリスト
忘れ物の多い夫。これだけはちゃんと持って帰ってきて!手荷物としてリュックに入れて!というものです。
最低限のオムツ、お食事セット、そして母子手帳(保険証や医療証)。あとは最悪売店で買えればOK。
二人旅を終えて。その後の関係は?
今回の帰省のメリット
- 義理両親に孫を見せられた
- パパも久々の実家帰省でリフレッシュできた
- パパの育児レベルが上がった
- ママ(私)もばーば(実母)もリフレッシュできた
- 離れてみたことで子供への愛おしさが増した(私)
- パパへの感謝の気持ちが持てた
とにかく、今回の帰省は大成功でした。パパは疲れたかもしれませんがw
2人が出発した日の夜、私は娘が寝たタイミングで、熱々のお風呂を溜め、久々にゆっくり浸かれました。
久々にちゃんと洗顔しました。
久々にちゃんと保湿できました。
こんな女性にとって普通のお手入れも、ママになるとできないことだらけ。(特に私ずぼらです。すみません。)
年に2回くらいは2人でプチ旅行してきてほしいです。
でも慣れてくると色々と注意不足になってしまうかもしれないので、年に1回でもいいや。
しかし、息子がパパっ子にはならなかった現実
ここまでパパの武勇伝を書いといてなんですが、この旅をきっかけに息子が「パパ大好き!」になったかというとそうではありません。
むしろ、その後「パパいやいや期」なるものも経験しました。
そこは2歳児。この旅の記憶がずっと頭に残っているわけではないようですし、やはり普段一緒に過ごす時間が多いママにきます。平日はパパは遅いのであまり触れ合えていません。
毎日の触れ合いの積み重ねのがいかに大事か、ということを思い知らされました。
でも、「電車はパパが乗せてくれるもの」「パパなら面白い所へ連れて行ってくれる」と認識しているようで、そこはこの旅の成果のひとつでした。
まとめ
私的には、2人の心配よりもものすごくリフレッシュできた4日間でした。
もちろん娘の看病がありましたが、ご飯作りやその他家事、上の子のお世話を気にしなくてよかった分、自分の時間がたっぷり取れました。
パパは人混みの中や駅ホームでもずっと息子を抱っこしていたみたいです。無事に帰ってきてくれてありがとう☆
自宅最寄り駅に迎え行った時の、私を見るなり息子がにこ~っと顔を緩ませた表情と、パパの安心して力がふっ抜けた疲れ切った顔が忘れられません。笑
普段子供たちとゆっくり時間がとれないパパさん。もしかしたらお子さんが自分に懐いてないかもしれませんが、2人で触れ合う濃い時間が距離をぐっと縮めてくれますよ。